奈労連新聞 >> 2008年2月の新聞
最新号 2月の奈労連新聞
「人権」私たちはあきらめない 08春闘 学習・交流のつどい【1面】
パネル交流 1/19 春日野荘
県春闘共闘会議は「学習・交流の集い」を約90名の参加者を集い、1月19日春日野荘(奈良市)で開催した。
「人権侵害と闘う日本航空キャビンクルーユニオン」の報告では「会社が行った人権侵害データに組合が荷担し組合の信頼が崩れた。”安全第一”こそ最大の国際競争力だ」と報告し、福永一義委員長(奈良自治労連大和郡山市清掃関連労組)は、「理不尽な不平等を正して改善する、あきらめないその思いをつないで頑張ろう」と呼びかけた。
山崎県医労連書記長は「病院訪問では28病院で看護師を増やせに賛同、議会でも38の自治体が意見書を採択、命を奪うな戸の声が広がっている、春闘で更に大きくしたい。」と述べた。
梅林奈労連議長は「政治が動き始めている、一人ひとりの決意が動かす。貧困を無くし、安心して暮らせる為に仲間を増やし行動に参加しよう」と訴え、小田川事務局長は「組合はこれまでは正規社員のもの、非正規に目が向かないという実態もあった。貧困撲滅、格差なくせと、賃金底上げ、社会保障充実の課題で大きな共同を。その原点を持った欧州の運動は組合の組織率も高い。」と強調した。
客室乗務員監視ファイル事件 安全運航は憲法違反の人権侵害をなくしてこそ【2面】
昨年3月週刊朝日によって報道された「JAL驚愕のスクープ」で日航の客室乗務員の監視ファイルの存在が暴露された。9000名にもおよぶ客室乗務員の個人情報が思想、信条、容姿、家庭環境、性格、など多岐の項目に渡り掲載されており、このファイルを所有していたのがJALの労働組合執行部であったことが発覚、会社しか知り得ない情報が含まれており、会社とJAL労働組合の癒着体質は明かであることから日航キャビンクルーユニオンは日本航空を相手に損害賠償請求で東京地裁に提訴した。
社内では組合の所属を超えて憲法違反、人権侵害を許さないという共感が広まり、「法令順守」で公共交通機関である航空会社として、旅客の安全を守る為にもこのような事件は二度と起こさせないという決意で原告団は奮闘している。
知らないことをいいことに 会社の無法がまかり通る【3面】
1月19日奈労連一般労組は大阪労働相談センター員の佃昌彦さんを招いて学習会を開催した。
「非正規労働者の急増、年収300万円以下の労働者が3分の1を超える今、相談の第一位は賃金・残業代の未払い、続いては解雇・退職強要」となっているという。
派遣法の改悪や労働契約法の施行などで労働者の環境は悪化する。経営者は労働者が知らない事をいいことに法律を守らない。労働者も学習が必要と佃氏は述べた。
奈良市学童保育指導員労組 【3面】
保育時間7時まで延長を求めて市長と懇談
奈良市役所応接室で。奈良市労連の仲間も参加して
全動労組合員に対する国鉄の不当労働行為を認定 【3面】
1月23日夜、都内で勝利報告集会が開催され、250名が駆けつけた。奈労連からは井ノ尾事務局長が参加し、争議団の西山順さんと握手を交わした。
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