奈労連新聞 >> 2008年4月の新聞
最新号 4月の奈労連新聞
非正規の闘いは労働運動にとって主たるもの 韓国訪問 〜労務士/保育士と交流〜【3面】
3月16日から3日間、前田鉄雄団長(全国福祉保育労働組合京都地方本部委員長・中央執行委員長)ら8名が韓国を訪問、非正規センター事務所で労務士らをまじえ懇談をした。
キム・ジュファン氏(韓国非正規センター副所長)は「新自由主義政策のもと、2004年以降特に非正規の戦いは韓国の主たる戦いであり、国民の多くは『イーランドの戦い』を支持した。
全体の運動の発展の為にも非正規運動が大事だ。」と語った。(イーランド闘争とは、非正規職集団解雇との闘争・20数店舗を閉鎖した。)
また参加した韓国のイ・スジュン労務士は、「労働問題の課題は非正規・女性問題に集約できる。賃金格差やセクハラなどどれも公共的に解決するより各人の家庭問題として私的解決になっている事が問題。社会的問題として解決に力を注ぐべき」と問題点を語った。
また、ソウル市南部の民間保育所では組合員が応対し、京都から訪れた30年間の現場経験を持つ三上保育士らの取り組みに関心を示し、「日本の現場を見てみたい。交流を。」と前田団長との再会を約束した。
低賃金・高負担これで安心のくらしできますか 【2面】
3月13日の「重税反対統一行動日」に近鉄奈良駅前で「08春闘勝利、大増税反対、なくせ貧困、人間らしく生き、働くための奈良県昼休み集会」が開催され約100名が参加した。
業者や、医療現場からは税や保険料の増額で生活苦の現状が訴えられ、安心な生活を守るためにも力を合わせる決意をした。
その後デモは県庁前まで行進し、「国保料1万円値下げ」の署名を提出した。最終集まった署名は40,784筆。一方、重税反対行動の一行1,500名は奈良公園から奈良税務署への申告行動を行った。この日各税務署への行動には全県で3,000名が参加、年金者組合も合流し、県内で約100名が請願行動を行った。
黙っていてははじまらない 近畿公務共闘が総行動【2面】
3月7日、近畿で働く公務の仲間を中心に人事院近畿事務局包囲行動が行われ約140名が参加した。公務現場では非正規労働が広がり「公務ワーキングプア」がクローズアップされ、処遇改善は急務となっている。
裁判事件・勝利和解へ ビッグナラ【2面】
ビッグナラ紛争(奈良市・スーパー)は奈良地裁の勧告に従い、○当該部長職月給44万円保障 ○未払い残業手当1千万円精算などを会社側弁護士から了承する旨の報告を受け、和解協議から紛争解決の協定締結をした。
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