最新号 10月の奈労連新聞
なんで〜?BABY解雇なの 岩上愛さんを知っている?【1面】
近鉄奈良駅前での宣伝にかけつけた支援者
BABY争議の岩上愛さん
9/23、近鉄奈良駅前で岩上愛さんが神戸から支援の仲間と奈良へやってきた。支援の女の子たちはお姫様スタイルのかわいいフリルのスカート。岩上愛さんは「下妻物語のスタイルがあこがれの服を売る店で、仕事をしていたのに、店長が気に入らないとかで解雇に。こんな不当なことをするBABYは許せません」とマイクで訴えた。同じ世代の若者が声を上げている。労働審判にも訴えており、解決の輪が日ごとに広がっている。宣伝後には奈労連と青年革新懇の仲間、兵庫労連・青年ユニオン、岩上さんを支援する仲間が交流。頑張り続ける岩上さんに共感が広がった。
- BABY争議とは
- 岩上さんは映画「下妻物語」で注目を浴びたロリータファッションのブランド店「BABY」三宮店でアルバイト販売員として働いていたが、管理者によるいじめや店の管理体制に抗議したことをきっかけに、同僚の4人とともに解雇された。撤回を求め兵庫労連に加入。不当性に気づきたたかいへ。
3つの大運動 仕事を守れ、いのちを奪うな、憲法9条生かし、平和・連帯を【2面】
井ノ尾事務局長は3つの運動をすすめようと提起。その運動とは
① 「生活危機の突破、なくそう貧困」
② 「集まれ青年、組織拡大を」
③ 「政治革新」の3つの大運動である。
「人にこだわり、地域にこだわること。地域に目を向け、地域に支えられる運動を」「郡山清掃関連労組や奈良市学童指導員労組は市長と直接話し合い、大きく要求を前進させている。その力は、市民の願いと結びついたから」また、「非正規問題を軽視して要求の前進ははかれない。青年の半数が非正規、労働者階層の構成変化に目を向けない労働運動に労働者・国民の共感は広がらない。非正規センターの結成の課題や青年ユニオンへの参加は重要な課題である」と強調、秋の大運動への奮起を呼びかけた。
街頭アンケートで青年の働き方調査 奈良青年革新懇 世話人 鈴木征光さん【4面】
土庫病院に勤める鈴木さんは県医労連の執行委員でもある。大学在学中に先輩Tさんの勧誘で土庫病院へ。
当直していると、一人暮らしのお年寄りから電話で「おなかが痛い」と不安を抱えて来られ、話し相手になることも。
医師・看護士増員の運動も大切に思う一方、青年の声も集めようと街頭アンケート活動もしている。
低すぎる低賃金金額に異議 奈労連【4面】
奈労連は個人の切実な声を反映させた請願署名630人分を審議会会長に提出。毎回10名の参加で審議会を傍聴、また青年組合員が意見陳述、街頭でも地域格差是正と大幅引き上げをと訴えた。11円の改善がされたが大阪、京都、三重との格差は拡大。
奈労連は最低賃金法に基づき異議申立て、
① 労働者の要求である、生活できる水準は程遠い
② 生活保護算定方法と比較に問題がある
③ 過去の連続据え置きの部分を是正させるものとなっていない
④ 経営側の「支払能力」を具体的に説明した資料や抑制されるべき根拠となる資料は示されていないなどと指摘した。
再審議されたが答申どおり、678円となった。
井ノ尾事務局長は「運動が審議会を後押ししてきたことは確か。さらに運動にステップアップを、09春闘へ今から」と呼びかける。
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