最新号 5月の奈労連新聞
「春闘の粘り、職場の「団結」が力 なんと2万円・期末手当が支給【1面】
3月25日、期末手当が支給されると理事会より通知があった。昨年末、一時金交渉で「原資が全くない」と言う理事会。まだまだ要求には程遠いと粘り強く交渉した結果、「年度末に剰余が取れたら皆さんに還元する」と約束した。 「ただ厳しいからしかたがないかでは私たちの要求が通らないばかりか、組織の活力も失われる」と、意思統一しての団体交渉だった。その成果が「YES・WE・CAN」「なんと2万円」だ。
「核兵器のない世界を」 大和郡山市・上田清市長が署名【1面】
5月のニューヨークでのNPT（核不拡散条約）再検討会議にむけた首長署名に大和郡山市上田清市長が賛同。 同市では署名推進委員会を結成、人口10％の9200筆を目指してきた。同市長は今度の「核兵器のない世界」の署名に応じた。
賃金カット 撤回させる 同意なしの賃金カットは違法【2面】
4月5日に理事長は具体的な再提案をし、管理職のカットを15％、年額100万円、一般職は25％カットを変更して平均15％（最大19％カット）とした。組合は反対の声を集めて再交渉、その結果、理事長は4月14日、潔く「白紙にもどす」と回答した。同時に「理事会で再検討してもらう」と述べ、「凍結である」との見解も示した。組合への激励、理事長への奈教組などから抗議署名も届けられた。理事会では再検討がされる。
春闘要請書に基づき4月16日、奈良労働局と交渉
近鉄奈良駅前で宣伝・署名
パナソニック仕事引き上げか 中国に…K電気の事業【3面】
K電気は地場企業として受託の8割がパナソニック業務。しかし、年末に中国進出を告げられ、経営は危機に。雇用削減、自宅待機などの休職措置をとらざるを得ない事態に直面している。
沖縄米軍基地いらない 声を大きく この人紹介【4面】
大和郡山市平和委員会 日高 宏明さん（会長）
労働相談センターだより 4月【3面】
3月の相談件数は、郡山3件、継続含め26件。内訳は、「解雇・退職勧奨」（雇い止め含む）が9件、「組合結成・加入」が6件、「賃金・残業等未払い」が5件、「社会・解雇保険」が4件、「労災・職業病」が3件、「労働時間・休暇」が2件、「労働契約違反」と「セクハラ・いじめ」が各1件など。
家族からの相談
「労働相談」のチラシを見て電話。夫が、奈良中央市場にアルバイトで就職。「1ヶ月後に、社員にする」といわれたがそのまま。「働く時間は、月156時間〜214時間と長時間、3ヶ月後には、アルバイトのままスーパーの責任者に。週1日の休みも無く、社保、有給休暇もない」と家族が相談。家族がハローワークに相談すると「労基局へ行くと氏名が分かってしまい、解雇の恐れも」といわれたそうだ。本人が奈労連に相談されるようアドバイス。
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