たたかいはこれからだ
　　　　　　　　　-奈良県代表-

明治公園（東京）に2万4000人
　　　　　　　　　　6月23日

6月23日、東京明治公園に全国から2万4000人が集まった。近畿からも新幹線で旗やプラカードを持って集まった。奈良県は医療労働者をはじめ奈商連、奈労連組合員ら60名が参加した。

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用務員支部の組合員が奈労連、奈良市教組の支援を得て署名を集めた。その数わずか1週間で500筆を超えた。「私たちは安心して働けるようにしてほしい。一方的な契約変更となれば住むところも失う。就職の前提は住み込みが前提だった」と委託用務員さんは教育委員会や奈良市の幹部の前で口をそろえて訴えた。が、教育委員会のある幹部は、話し合いの席で「強行をすることはない」と明言した。

用務員さん（住み込みで雇用）の切実な訴え

◆住居のことが心配です。住むところを与えてほしい。市営住宅と県営住宅を申し込んでも当たりません（S幼稚園のＮさん）。

◆自宅はありません。この賃金でどうして住居が借りられますか。（S小学校Kさん。）

直雇用こそが解決の道と要求

奈良労働局は、「学校や幼稚園の用務員が1人請け合いということはありえない。校長や教頭との連絡を密にしてこそ成り立つ仕事だ。偽装なので奈良市に改善を求めている」という。

6月13日から奈良県内網の目平和行進が始まった。6月18日、和歌山、三重コースが山添村で奈良県代表に渡された。東海コースは6月26日、京都から横断幕が渡された。なくせ核兵器、なくせ原発ののぼりを立て全行程を歩く人、米軍基地軍人の暴力で妻を亡くした仲間の思いを背負って歩く人、感動の挨拶が続いた。

奈良県年金者組合藤垣全弘委員長は「年金が0.3%切り下げられた。これをさらに2.5%引き下げようとしている。最低保証年金をつくると約束した民主党政権はなんだったのか、消費税も引き上げる。こんな腹立たしいことはない。だまさたという人、怒りでいっぱいだ」と挨拶。県庁前までデモ行進し県知事あてに要望書を提出した。集会では太田敦県会議員、奈商連東信治さん、奈労連から井ノ尾議長が激励のあいさつをした。

奈労連は、5月30日、奈良県知事が、平成24年3月29日付けでエルトピア奈良（奈良県労働会館）の目的外貸与・使用不許可処分について、異議を申し立てた。

地裁五條支部は6月13日、サガト・シモニ・ウィリアン氏に対する地位保全及び仮払い仮処分事件に対し、「会社はウィリアン氏に毎月25万円を支払え」との判断を下した。ウィリアン氏は新たに奈良地裁へ労働審判の申し立てを行った。ウィリアン氏の弁護士は「外国人労働者への差別的雇用の問題だ」と裁判勝利へ支援を強める。

ヤマト運輸のＫ事務所が閉鎖されるとの計画が出され、従事してきた非正規型雇用の3名の労働者が支店長から雇い止めを可能とする「契約書」を示され、同意のサインを求められていた。「納得できない」と不安に駆られていたとき、奈労連を紹介された。会社は組合を通して異動先をあらかじめ伝えることで、雇用の継続を前提にした協議を続けることとなった。

奈良センターは6月15日、エルトピア奈良において第6回総会を開催した。開会あいさつで永松副センター長が、昨年実施した「永松先生と行くいのちと健康問題・韓国ツアー」に参加した金先生（当時は大阪で研修医）が4月から平和会に就職されたと報告、温かい完成に包まれた。