大学再編と既存教員約40人の所属先問題

学校法人奈良学園（以下、「学園」）は、ビジネス・情報学部の既存教員の新たな所属先として「現代社会学部」を創設しようとしたが、文部科学省からの指摘に伴い、学部設置認可申請を取り下げざるを得なくなった。その結果、旧奈良産業大学時から勤務している約40人の所属先が無くなろうとしている。

許しがたい整理解雇の方針

「学園」は「現代社会学部」ができない場合、ビジネス・情報学部の存続を約束していたにもかかわらず、整理解雇計画を持ち出し、教員の退職を迫り、大量整理解雇を行おうとしている。しかも、10〜30年にわたって奈良学園の高等教育を支えてきた教員を整理解雇の対象としており、決して許されることではない。「学園」の理事会は、すべての児童・生徒・学生・教職員を大切にする「人間中心主義」を理念として唱え続けているにもかかわらず、ブラック企業化しつつあるのが現状だ。

4月15日は年金受給日。年金者組合はこの日、引き下げられた年金への怒りの抗議行動として座り込み、宣伝・署名活動を行った。弁士の木本さんは「軍備より社会保障の拡充を。増税は許さない。安部政治では、長生きして楽しもうという気持ちになれない」と訴えた。

社長へすぐに申し入れて解決　奈労連一般労組（労働相談員）喜多一文

4月に奈労連（建交労）に加入し、問題解決した畑崎充孝君（52歳）を紹介します。
畑崎君は、長年のトラック運転手仲間で、遅延もなく、きつい仕事もこなし、頑張って働いてきた運転手です。それにもかかわらず、会社から意味不明の暴言やいじめ、暴力を受けたということで相談を受けた。精神的にも追い込まれており、宵積み後にフラフラになりながら、相談にやってきたので、奈労連にすぐに相談し、即対応、即解決してもらった。奈労連は、相談者の悩んでいることを取り除いていく労組組合であることを私自身も確信した出来事であった。

奈良市教育委員会に要求し続け実現

奈良市の公立学校・幼稚園の用務員として長年、民間委託の職員が働いていた。奈労連は、市に直接雇用を求め、そして、奈良労働局へ偽装請負にあたるとして改善を求めていた。
市教育委員会とビルメンテナンス協同組合で契約を結んでいるため、学校は直接業務指示ができないなど、矛盾が続出する一方、正規職員の現業用務員、非正規の再雇用職員も学校・園において同じ仕事をしている実態があった。
奈労連は、仲川げん市長と市教育委員会に繰り返し交渉と申し入れを行ってきた。2016年4月より市は民間委託契約をやめ、直接雇用契約に切り替えた。

グローバルアクション・奈良　4月15日

宣伝行動に参加した奈労連・竹末和美事務局長、谷山義博さんら

4月19日、近鉄筒井駅まで熊本地震救援カンパを訴えた。「少ないですが」と次々に応じてくれる人があり、奈労連のカンパ活動が終わる頃には、別の団体も来てカンパを訴えていた。奈労連は4月23日にもJR奈良駅前でカンパ活動を行なった。