大きな格差に異議　奈労連

東京932円、大阪883円、京都831円　全国一律最賃こそ必要

7月28日、奈良県最低賃金審議会において、奈労連副議長のならコープ労組松本俊一委員長が奈労連を代表して意見陳述を行った。
8月10日に意見をふまえ、審議会が目安通りの22円アップを答申。経営者側委員は引き上げ額が高いと反対。奈労連・竹末和美事務局長は「大阪との差がますます拡大する。再審議を求める」として、8月24日、奈労連は法律に基づき「異議申立て」を行った。審議会は再審議し、答申通り10月に改定される。

アルバイトの中国人留学生が一斉に辞めた

松本俊一委員長が意見陳述

(7月28日・奈良県最低賃金審議会) 賃上げ交渉時に「他府県と比べて奈良の生協の賃金が低い」と訴えると、経営者から必ず出される回答が「最低賃金にも差がある訳だから、それも鑑みて判断している。」というもの。
そもそも最低賃金に差が生じている事自体不合理。その差が様々な部分で影響を及ぼし、より格差を拡大してしまっているのが実情。

ある物流関連の倉庫でアルバイトしている中国人留学生が先日一斉に辞めた。少しでも賃金の高い隣の大阪府で働くため。 これも奈良県が最低賃金が周りに比べて低い事の影響。

今、最低賃金を大幅に引き上げる事は、長いスパンで考えると、労使共にメリットのある事。政府指針を大きく上回る最低賃金の引き上げを切に望む。

原水爆禁止2016年大会「広島からのよびかけ」

原水爆禁止2016年世界大会(広島)へ奈良県から38人が参加。
坂本博道団長が「今度の原水爆禁止世界大会は国連で核兵器廃絶の作業部会が開かれている中での大切な大会です。被爆者の話をしっかり聞いてください。」とあいさつ。

1日目は世界大会開会総会に参加。
2日目は各自が分科会へ。
3日目は平和公園にある「原爆の子の像」に持参した「折り鶴」を捧げ、閉会総会へ。『広島からのよびかけ』が決議された。「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶署名」運動を拡大に広げることを呼びかけた。

職場の長時間労働や過重労働をなくし、良好な職場・人間関係を維持すること

記念講演する奈良市きたまちクリニックの永松孝志医師（和歌山・8月6日)

渡辺治氏は、安保体制による大転換と安倍政権の野望を歴史に沿って統計で分析。 国民の安倍支持を打ち破るには、アベノミクスに代わる経済政策、幅広い労働運動の役割、市民と野党の共同の強化を訴えた。

「弁論再開請願3761筆を提出」
佐藤真理弁護団長より、これまでの経過「2回だけの口頭弁論で結審しようとした拙速、乱暴な訴訟指揮」に対し、裁判官忌避請願(2020筆)、弁論再開請願(3761筆)署名を奈良地裁に提出、新たに「放送法遵守義務確認請求」訴訟(原告・宮内、被告・NHK)を起こした。

NHKが受信料を払えと言うのならば、NHKは放送法で定められた放送を行っているのかを問いただす。第1回口頭弁論は10月下旬。

【なら親と子の相談室と奈良市教職員組合が今年も夏休み算数教室を開催。(県教育会館)】

とてもわかりやすく、楽しい教室、算数苦手も、好きになると大好評だった。今年は35人の子ども達が参加し、分かりやすい教え方にお母さんたちも興味津々だった。

【年金の引き下げは憲法違反】

裁判を支援する会結成にご協力を
第27回年金者組合奈良県本部定期大会(8月3日・王寺町やわらぎ会館)

藤垣全弘委員長は「70年間、相手の国に攻めない、戦争しない国として頑張ってきた。これを安倍政権の下で壊してはならない。年金引き下げは憲法違反として、奈良からも原告が立ち上がった。」と挨拶。