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最新号 3月の奈労連新聞

くらしを改善できる賃金に 2017春闘【1面】

春闘のキーワードは「声をあげよう」

  1. 「働く時間が一方的に減らされた」 (一般労組・コンビニパート勤務・女性・天理市)
  2. 「正規とほぼ同じ仕事量なのに臨時職員にはボーナスがありません。あってもいいのでは?」 (大和郡山市職非正規・女性)
  3. 「アベノミクスと言うが、ちっとも賃金が上がっていない」
  4. 「女性が子どもを育てるための環境を整えてくれない」(生駒市・女性)
  5. 「こんな時間給(賃金)では、生活保護を受けるしかない」(奈良市臨時職員・男性)

などの声が上がっている。
「希望の持てる社会、安心して働き続けられるように要求するしかない」など春闘アンケートは切実だ。

主張 【1面】

主張

「老後の命綱、年金守れ」 年金支給日行動 【1面】

抗議の座り込み

年金の引き下げ許さず、「年金裁判」に勝利しよう、と団結ガンバロー。(近鉄奈良駅前・2月15日)

通りかかった人が次々と署名。訴えに賛同が広がっている。

見えない!長時間残業解消の道筋  【2面】

2月19日、奈良女子大学を会場に「奈良県働き方改善シンポジウム」(主催・奈良県と奈良労働局)が開催され、約200人が参加。このシンポジウムには、挨拶だけでなくパネラーとして荒井正悟奈良県知事が出席。どのような発言をするか注目された。

県職員の長時間労働の解消問題で発言は無し

(いのちと健康を守る奈良県センター事務局長・谷山義博)

職員の長時間労働が県議会でも取り上げられている荒井知事は、問題になっていることは口にしつつも、その解消に向けた発言は一切せず。また連合会長が述べた「県が率先」「最賃引き上げ」にも触れず、「脱ベッドタウンの政策展開で若者の働く場の確保が必要」と発言した。

奈良学園大学(理事長・西川彭)の不当労働行為事件  【3面】

奈良県労働委員会による調査始まる

雇用撤回でたたかう奈良学園大学支部組合委員(同大学構内にて)。左端は関西地区私立大学教職員連合の紅露書記長。

奈労連・一般労組奈良学園大学教職員組合支部(川本正知支部長)が申し立てている「奈良学園不当労働行為救済命令申立事件」の調査が始まった。
12月27日に続き、一般労組の井ノ尾寛利委員長は「団交途上であるにもかかわらず、責任ある理事長が組合に説明を尽くしていないのに、1月27日付けで『解雇通知』を内容証明郵便等により、被雇用者に送付した事実こそ不当労働行為にあたる」と言う。形式的な団体交渉や説明会を行ったからといって、誠実団交が過不足なく行われたとは言い難く不当労働行為だ、というのが組合の訴えだ。

深刻な雇用問題の発生の背景は大学理事会にあり

労働委員会に対して学園理事会は「雇用手続きまでに様々な提案をしてきた」として資料を示しているが、現実的には今年の3月末をもって組合員の解雇を強行した。学園理事会の不当性は免れようもない。

地域経済の活性化で  【4面】

雇用の確保、住み続けられる賃金を 県商工会議所連合会と懇談

2月21日からの統一行動ゾーンで、県春闘共闘会議は県商工会議所連合会と懇談。 今、奈良では外国人観光客による経済効果があり、人手不足に陥っている。松本俊一代表委員は「同一労働同一賃金といっても、生活できないレベルで合わされても困る。個々の企業のみの努力ではできない」と発言。大阪の賃金との大きな格差は望ましくないとの共通認識を確認し、懇談を終えた。

2017年春闘・2月行動で懇談

県春闘共闘会議は業者・企業団体や行政機関と懇談。「地域が元気になるには」がテーマだ。
2月21日には、県建築労働組合(橿原市)を井ノ尾議長と竹末事務局長が訪問。中巌委員長、大井保治書記長や3人の副委員長と意見交換。建築労組からは「大手が仕事を受け、その3次、4次の下請けに職人が低賃金で受けるのが現実、1日26,000円の工賃が目標だが現実は厳しい。奈良に人が来る、若者が地元奈良で働く、そんな施策が必要」との訴えがあった。

ピンも安倍も倒しちゃえ ボウリング大会を開催 【3面】

奈良県春闘共闘会議・2月19日

家族で参加する組合員もあり、熱い闘志でたたかいあった。「ディーセントワーク賞」「最賃1500円賞」「憲法9条賞」などで表彰し、受賞者は春闘への熱い決意を述べた。

合計得点が一番高かった吉岡賢一さんにディーセントワーク賞を授与。

最低賃金を直ちに1000円に 町から 村から 職場から 【4面】

地域間格差の解消を個人請願署名

奈良県の最低賃金は762円。大阪は883円、京都は831円。
全国で最低時給を1000円から1500円をめざすたたかいが始まっている。
私からの一言を、奈良最低賃金審議会と厚生労働大臣へ届けよう。
請願書に基づく取り組み。一人ひとりの積み上げが改善につながる。(署名は奈労連へ)

その他記事一覧

  • やすらぎの道(1面)
  • 子どもや母親の願いを熱く訴える(2面)
  • 労働情報(2面)
  • 辻忠の健康講座(2面)
  • それはどこに?M(3面)
  • ランチタイム(3面)
  • 個性ある健康感に深いものが(4面)
  • 交流のひろば(4面)
  • この人紹介(4面)
  • おたのしみプレゼントつきクイズ(4面)
  • 短信(4面)
  • 事務局だより(4面)
  • ダンディ今井の音楽あれこれ(4面)

お知らせ・行事予定

3月の行動予定

2日(木): 全労連近ブロ
4日(土): 奈教組大会
8日(水): 国際女性デー宣伝行動
春闘共闘常任幹事会
11日(土): 原発ゼロ・震災復興をめざす奈良のつどい
13日(月): 重税反対統一行動
15日(水): 春闘回答指定日
16日(木): 春闘勝利、3.16統一行動
19日(日): 奈良県民集会
29日(水): 過労死問題落語会

奈良県弁護士会が
「日本国憲法」連続学習会を
3月まで5回にわたって開催する。

問い合わせ:0742(22)2035

裁判・労働委員会等

<裁判・労働委員会に支援を>

1日(水): 奈良学園大学不当労働行為事件・労働委員会

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