テロ対策は口実、あなたを監視、市民運動を弾圧
「戦争への道」を繰り返すな　3・19奈良県民集会

「憲法守れ、奈良県共同センター」は3月19日JR奈良駅前広場で、『安保法制廃止、戦争する国づくり許すな、共謀罪阻止、3・19奈良県民大集会』を開催。
代表世話人の佐藤真理弁護士(奈良合同法律事務所)が「『共謀罪』法案の成立を強行しようとしている。『働き方改革』というが、まやかしの長時間労働を容認だ。『戦争法許すな』の市民運動と野党の共闘で安倍政権を倒す運動を一層強めよう」と訴えた。

「ママの会」の坪本加奈恵さんは「私達が選挙に行き政治が変わる」、
奈良市民連合の浅野詠子代表は「参議院選挙に続き総選挙でも野党と市民の共闘を進めよう」と訴えた。 奈労連・井ノ尾議長が「命も仕事も、暮らしも平和も、安倍政権では危ない。キーワードは市民と野党共闘だ」と述べた。
参加者は奈良市三条通りをデモ行進。多くの激励や拍手があった。

奈良県教職員組合定期大会（3月4日・教育会館）

3月4日、奈良県教職員組合は、第65回定期大会を教育会館にて開催した。
藤並委員長の冒頭挨拶の後、西村書記長が今年度の総括及び来年度の方針について提案した。
討論では若い組合員から、先輩の組合員が築いてきた財産を引き継いでいきたいという発言。
ベテランの活動家からは近年若い組合員が積極的に組合活動の中心を担い始めているという報告があり、組合運動の継承を印象付けた。

3・11　奈良の集い（奈良公園広場）

東日本大震災、フクシマ原発事故から6年になる3月11日、県庁前奈良公園広場で「原発ゼロ、震災復興をめざす奈良の集い」を開催、約600人が参加した。
新婦人田中千賀子会長が「いまだ原発事故の収拾も賠償も道遠しの実態だ」と告発。
井ノ尾実行委員長が「原発を推進し、共謀罪で市民の運動を監視、弾圧する安倍政権を続けさせる事は危険。」と強調。
奈良県脱原発議員連盟副会長の和田恵治県会議員が「原発ゼロへ奈良からも共に頑張ろう」と訴えた。

第一部のコンサートには奈良蟻の会合唱団はじめ、歌声の会10団体がチャリティーコンサートで被災地への希望をこめて歌った。
総括会議は3月23日に開催、継続した取り組みとして交流の集いなどを計画することも話し合われた。

奈良新聞労組定期大会

3月3日、奈良新聞労組は第64回定期大会を開催。谷村隆城委員長は「一時金不支給などで、多くの組合員は、会社の将来に展望を持てずに思い悩んでいる。現状を打破するために『読まれる記事』を書くための組合として独自研修を行い、紙面の質を上げたり、営業成績を積み上げて、賃金や待遇改善、一時金支給の要求実現を狙う」と発言。

大和郡山市労協定期大会

2月24日、大和郡山市労働組合協議会は、第26回定期大会を開催。奈労連から松本俊一副議長が激励の挨拶を行った。

3月県議会

奈良県議会は3月24日、「世界各地で武力行使が行われており、核兵器の拡散も懸念されている」「核兵器廃絶を関係諸国に対し強く求める」との決議を全会一致で採択した。

奈良学園大学・梶田叡一学長は労使交渉に参加せず・・・解雇を強行したまま他大学へ転出

学校法人奈良学園・西川彭理事長といえば、元奈良県の教育長。労働委員会の労使あっせん合意書では「組合員の雇用継続・転退職等の具体的な処遇について、誠実に協議する」と明確だった。

しかし、「解雇の強行はしたくない」と当初は労使交渉でも言っていた西川理事長が一回のみの出席。教員の人事異動に関わっている梶田叡一学長は一度も労使交渉の席に出ず、組合が提案する「教育・研究センター(仮称)」について見解を直接述べることはなかった。

「この無責任さ」

組合側が梶田氏を目にするのは、豊中市の森友学園の小学校建設を巡りコメントするテレビでの姿。梶田氏は大阪府私学審議会の会長を務めており、森友学園を「条件つきで認可適当」とした審議会の責任者である。

「許しがたい整理解雇のやり方」

奈良学園は「現代社会学部」が出来なければ、ビジネス・情報学部が存続すると約束していたが、現代社会学部が出来ないことが決まったとたんに、約束を反古にして整理解雇計画を持ち出し、教員の退職を迫った。「警備員なら雇ってやる」と脅迫もした。 今年度には、現代社会学部に代わる第3の学部の検討も理事会の内紛で「凍結」され、梶田学長は「理事会は無能で無責任」と言った上、任期途中で職務を投げ出し、来年4月から桃山学院教育大学学長に就任予定。

「解雇は絶対に許せない」

学校法人として無借金で約200億円の流動資産を持ち、大学をさらに拡大させる構想を持ちながら、教員を整理解雇するなどは前代未聞である。 大学では様々な形で教員を活用することができ、実際に奈良学園大学もこれまでに整理解雇を行った前例はない。「奈良学園の現理事会は前理事長の不祥事の結果、正常化路線を掲げつつ誕生し、学園すべての児童・生徒・学生・教職員を大切にする『人間中心主義』を理念として唱え続けているが、大量の整理解雇はこの理念を蹂躙する行為だ」と学園支部の組合員らは言う。

「教育機関を運営する資格なし　たたかう組合に激励と支援を」

西川彭理事長は労使交渉に今年1月、2年半ぶりに2度目の出席をし「私は責任の取り方を知っている。取る時は取る」と明言したが、組合は「理事長自ら、大学教員としての継続雇用の検討結果も示さず、3月末の解雇の強行に抗議し、裁判に訴えるしかない」と闘う意思を示している。すでに、奈良県労働委員会では、奈良学園の不当労働行為「救済」申し立てによる第3回調査が行われた。奈労連と組合支部(川本正知支部長)は「奈良学園の正常化を求め、地域の信頼に応えられる大学となることを願っている」と勝利への支援を全国の学園や労働団体などに呼びかけている。

桂福車さんの落語に60人

3月29日、働くもののいのちと健康を守る奈良県センターは、県教育会館にて2017過労死防止シンポのプレ企画として、落語『エンマの願い』を聞く会を開催、約60人が参加した。
『労働ストレスと精神障害』と題し、吉田病院精神科・中谷琢医師の講演も行われた。過労死家族の思いも汲んだ落語で、桂福車さんは近畿一円で上演を重ねている。

3月9日・奈良県教育会館

今井氏は「市民連合、野党との共闘で新しい時代を」と題して講演。奈良革新懇・西本守直事務局長、奈良民医連・田中義夫事務局長、市民連合奈良・溝川悠介代表委員、奈労連・井ノ尾寛利議長、竹末和美事務局長ら30人が参加した。

奈商連・農民組合などがJR奈良駅から県庁へデモ

集会で、国民救援会・喜田事務局長が「民商への弾圧が強められている。絶対許してはならない」と訴えた。年金者組合・藤垣委員長や憲法守れ奈良県共同センター・菊池事務局長らが連帯・激励して参加。

竹村美登委員長は挨拶で、共謀罪、南スーダン撤退問題に触れるとともに「内需の冷え込みが進み、格差と貧困、そして非正規の拡大を許さない闘いを」と強調した。奈労連・竹末和美事務局長が激励挨拶した。