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最新号 3月の奈労連新聞

奈良学園大学が不当労働行為【1面】

組合の要求に応えず、団体交渉に責任者の学長を出席させず

解決まで粘り強くたたかうことを誓い合った。(奈良県文化会館)

1月31日、文化会館において報告会を開催。

県労働委員会が「不当労働」」認定(1月31日)

奈良県労働委員会は1月31日、奈良学園大学(伊勢敏史理事長、三郷町)に対し、同大学教職員組合(奈労連・一般労組支部、川本正知委員長)との団体交渉で組合の要求に応えず、教学の責任者である学長の出席をさせなかったことを「不当労働行為」だとした。

同委員会は組合に所属する教員5人を解雇し、2人を雇止めにしたことについては「組合排除の目的ではない」と訴えを棄却した。川本正知委員長は、記者会見で「不当解雇問題は認められず残念。しかし、大学側の不当労働行為、組合、人権を尊重していない姿勢が明らかになった。引き続き裁判で争っていく」と表明した。

主張 【1面】

主張

活気ある職場と地域社会を  2019年 春闘【2面】

川島実氏の知事選立候補の決意に耳を傾ける組合員。

地域おこし協力隊として、奈良に来た家族として思いを述べる組合員の張さん。

教育予算の増額を

「対話でつなぐ奈良の会」の川島実氏を迎えて、県知事選での政策争点 -県立高校再編計画の見直し、奈良公園へのリゾートホテル誘致反対、地域別診療報酬導入反対など- を聞いた。

その後、奈教組・吉本委員長が、35人学級実現や児童虐待に対応する施設の充実、教育予算の増額を求める発言を行い、自治労連・中村書記長は、自治体職員の市民・県民の窓口業務の重要性と首長との対話の重視を強調した。

国保料が払えず医療にかかれない

医労連の中嶋副委員長は「国保料が高くて支払えない人が多く、医療にかかれない人が増えている。治療が遅れて死亡に至ったケースも報告されている。また、県内の保険料統一で保険料が引き上げられるので、引き下げの運動を強化したい」と話す。また、医療現場の労働者の立場として、職場で春闘アンケートの結果を見て時間外労働の実態改善に向けて行きたいと決意を語った。

働き続けられる職場最賃を大幅アップ

一般労組・前川さんは宿泊施設の働き手の確保がきびしくなっている状況のもと、これ以上ホテル建設すると、人手不足が加速するのではと危惧していることを語った。

ならコープ労組の橘書記長も人員不足に陥っている現状を春闘で打開するため、奮闘したいと語った。

コープパート労組は、奈良県の最低賃金が低く、人材が他府県に流れてしまう。最賃の大幅アップを求めると発言した。

奈良県春闘共闘会議と奈労連は、2月17日に「みんなで要求実現!2019春闘がんばろう集会」を県教育会館にて開催した。今春闘は、統一地方選、夏の参議院選挙に向けて、組合員の要求を鮮明に、くらしを良くする取り組みを職場と地域で奮闘する決意を固めあった。

心機一転新たな職場へ 【3面】

「いつも保護者の方はじめ、奈労連、弁護団の支援がありました」奈良地方裁判所前で。京都や東京など、福祉保育労組から多くの署名が届けられた。

[保育士 解雇] みなさんの支援で解決できました

平成29年7月31日に根拠のない理由で解雇され、裁判所で争ってきた。

勝訴の手応えを十分感じたが、裁判官からの和解勧告があり、昨年12月27日に合意退職することに決めた。

担当した子どもたちの卒園を見届けられないことは心残りだが、心機一転して新しい職場でがんばりたい。応援してくださったみなさん、ありがとうございました。(保育士 飯田憲子)

3・10原発ゼロ、震災復興めざす奈良のつどい呼びかけ人(50音順) 【4面】

  1. 青山 哲也  (奈良県保険医協会理事長)
  2. 井ノ尾 寛利 (国民大運動奈良県実行委員会実行委員長)
  3. 植林 茂光  (憲法を生かす奈良県民の会事務局長)
  4. 梅林 光生  (原水爆禁止奈良県協議会事務局長)
  5. 北野 重一  (奈良革新懇代表世話人)
  6. 工藤 良任  (奈良宗平協理事長・般若寺住職)
  7. 佐藤 真里  (日本国民救援会奈良県本部会長・弁護士)
  8. 島田 陽子  (奈良のうたごえ協議会会長)
  9. 白川 史恵  (奈良でも行動呼びかけ人)
  10. 田中 千賀子 (新日本婦人の会奈良県本部会長)
  11. 田辺 実   (治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟奈良県本部会長)
  12. 堀田 美恵子 (奈良脱原発ネットワーク代表)
  13. 松川 明一  (奈良県商工団体連合会会長)
  14. 松本 俊一  (奈良県労働組合連合会議長)
  15. 水谷 祐一  (奈良県平和委員会事務局長)
  16. 溝江 玲子  (原発ゼロをめざす会・大和郡山代表世話人)
  17. 溝川 悠介  (原発ゼロへ・生駒の会代表)
  18. 宮尾 耕二  (自由法曹団奈良県支部支部長・弁護士)
  19. 三村 純子  (奈良県母親大会連絡会会長)
  20. 森本 吉秀  (農民運動奈良県連合会会長)
  21. 山村 さちほ (日本共産党奈良県議会議員団長)
  22. 山本 のぶあき(脱原発をめざす奈良県議会議員連盟代表)
  23. 横山 知司  (奈良民主医療機関連合会会長)
  24. 吉田 恒俊  (非核の政府を求める会奈良県代表・弁護士)
  25. 吉本 憲司  (奈良県教職員組合委員長)

人間らしく働いていますか  【4面】

ディーセントワーク宣伝を近鉄筒井駅で継続。宣伝への参加を呼びかけている。次回は3月15日(金)17時15分から近鉄筒井駅にて。

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お知らせ・行事予定

3月の行動予定

2日(土): 奈教組定期大会
8日(金): 春闘共闘常幹
10日(日): 原発ゼロのつどい
11日(月): メーデー実行委員会
13日(水): 回答指定日
重税反対行動
14日(木): 統一行動
早朝宣伝
15日(金): ディーセントワークデー
19日(火): 奈良学園裁判
20日(水): 共同センター会議
21日(木): 奈良県知事選挙告知

裁判・労働委員会等

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