市民と野党の共同を力に  原発ゼロへ基本法の制定を【1面】

3・10原発ゼロ、震災復興をめざす奈良のつどいに400人

4万人を超える人々が原発の被害から避難生活

奈労連、奈商連、新婦人、民医連、原発ゼロ生駒の会などでつくる実行委員会は、JR奈良駅前広場で『3・10原発ゼロ、震災復興をめざす奈良のつどい』を開き、雨模様の中400人が参加した。

松本俊一実行委員長(奈労連議長)は「今なお避難生活者は4万人を超えている。原発ゼロの世界をめざし、行動しよう」と訴えた。

原発賠償関西訴訟原告団の加藤裕子さんが「故郷を奪い、苦しませる原発はいらない」と訴えた。

生駒市の溝川悠介さん(大阪府立大学名誉教授)は「原発事故の被害の実相を政府は隠し続けている」と告発した。

原発設置反対小浜市民の会の明通寺・中嶌哲演さんや福島、宮城からのメッセージも届いた。脱原発議員連盟からのメッセージは日本共産党・山村幸穂議員が紹介した。会場カンパは6万円を超え寄せられた。

文化行事も行われ、奈良蟻の会合唱団や松本議長も参加するバンドや「ヒマナスターズ」などが会場を盛り上げた。

主張 【1面】

憲法改悪反対・長時間過密労働縮減を  第67回奈教組定期大会【2面】

3月2日、奈良県教職員組合は第67回定期大会を開催。吉本委員長は、「憲法改悪とともに戦争をする国づくりを進めようとする安倍政権を退陣に追い込もう」「毎月勤労統計疑惑を一端とする国民を欺く政治は許せない」とし、「国政選挙、一斉地方選挙で要求実現の議論を進めよう」と呼びかけた。討論では「エアコン設置に保護者とともに取り組んだ経験」「働き方改革の下、教員増が必要。勤務時間の把握で過重な勤務をなくす職場の様子」などが報告された。

新しく選出された役員は次のとおり。

働く者のいのちと健康　3 【3面】

春闘宣言　-2月28日- 【4面】

トラック労働者の悩みや要求は建交労に

建交労奈良県本部は奈良県名阪国道「針トラックターミナル」で春闘宣伝を行った。春闘ビラ付ティッシュを配布。雨ながらも夜勤明けのユーパワーロジ分会から4名が参加。休憩するドライバーに「いっしょに春闘を。悩みや要求はお寄せ下さい」と訴えた。3月にも春闘宣伝を行った。

残業代金の一部未払い分を支払わせる成果も

ユーパロジ分会は年末一時金の上乗せや変形勤務制問題で団体交渉、一時金の上乗せは無かったものの、未払い残業分の一部を支払わせることになった。32歳の組合員も初めての参加。「楽しく仕事をしている。一時金が上がらないと会社離れも起きる。会社にとってもマイナスでは」と、堂々と会社幹部に訴えた。(永井)