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最新号 12月の奈労連新聞

過労死の陰にハラスメントがある【1面】

過労死防止対策推進シンポジウム 奈良会場

11月24日、厚生労働省が主催する過労死防止対策推進シンポジウム奈良会場が開催された。

ハラスメントをなくせば 過労死がなくなる

主催者挨拶は、奈良労働局・高木洋司労働基準部長が行い、基調講演の大和田敢太氏(滋賀大学 名誉教授)が『コロナ禍における職場のハラスメント問題』と題して講演。 ハラスメントを「精神的 あるいは肉体的な影響を 与える言動(嫌がらせ・ 脅迫・無視)や措置や業務(長時間労働・過重労働)によって、人格や尊厳を侵害し、労働条件を劣悪化、労働環境を毀損する目的あるいは効果を有する行為や事実と定義している」と話した。

無理を強要しない

葛城労働基準監督署の今西昭男署長は、「行政の立場から過重労働、長時間労働が本当に必要だったのか、営業のあり方、 根性論、深夜までいる必要があったのかと問いかけている」と報告した。

未然に防ぐために

過労死家族の会の西岡さんが「過労死は家族にとっては一生の苦しみ、傷となっている」と大切な人を守ることが出来なかった悔しさを語り、「未然に防いでいこう」 と訴えた。
閉会挨拶は実行委員会を代表し、奈労連・松本議長が「労使でハラスメントを無くすことは、共通の願い」と締めくくった。

主張 【1面】

主張

引き続くコロナ、物価高【2面】

〜第31回自治体キャラバン〜

ベトナム人労働者への不当解雇が解決【3面】

労働委員会への不当労働行為救済申立を取り下げ

派遣労働者雇用として 派遣元K社(大阪市)から 派遣先M社(製造業・兵庫県)に派遣されていた Gさんへ同僚から暴力的 行為があったかどうか、組合差別を受けたのかどうかなどをめぐって団体交渉を重ねた。派遣元会社の対応などをめぐって、 奈労連・一般労組に加入。 組合とGさんらは「団交は不誠実で、労働安全衛生の周知徹底がなく、事実を隠蔽され、安心して就労できなかった」と訴えていた。

その労働委員会申立事件が11月11日、労使合意書を結び自主和解、奈労連・一般労組(委員長・ 井ノ尾寛利)は労委への申し立てを取り下げることになった。

被申立人(会社)が委任した弁護士は交代。新たな弁護士が組合との和解へ努力

新しく就任した弁護士は「外国人労働者がおか れている状況を見ると、争いを続けることではなく、早期和解することが望ましい」「社長ともよく話し合った」と組合に説明。救済申立の取り下げにより、解決金を払うことや既払い社会保険料を申立人には請求しない ことなどを条件に、合意書を結ぶことになった。 M社には何人もの外国人が派遣労働者として働いているが、入管も違法性がないかなど調査を始めていたという。

相談は奈労連へ

奈労連の労働相談センターでは、ベトナム人など奈良県内外、住所を問わず外国人労働者の相談 に気軽に応じている。遠方ならば、全労連傘下の センターを紹介する。

ロシアは直ちに休戦・停戦を【4面】

第10回県民集会&デモ (11月24日 )

集会で奈労連・松本議長は 「過去の戦争でクリスマス休戦があったように、ウクライナとロシアの戦争も直ちに休戦を」「戦争下の子どもたちに穏やかさを取り戻させたい」と呼びかけた。約50人が参加。 毎月24日の行動と なっている。

その他記事一覧

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  • それはどこに?57(3面)
  • 交流のひろば(4面)
  • 町から 村から 職場から(4面)
  • おたのしみプレゼントつきクイズ(4面)
  • 短信(4面)
  • 事務局だより(4面)
  • ダンディ今井の音楽あれこれ 124(4面)

お知らせ・行事予定

12月の日程

4日(日): 関電包囲集会(大阪)
12日(月): デイーセントワークデー
15日(木): 年金者組合宣伝行動(八木)
労使セミナー
近ブロ総会
16日(金): 全労連地方組織事務局長会議(オンライン)
18日(日): 近畿ブロック パート・非正規労働者交流会

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