だまっていては良くならない賃金・労働条件【1面】

春闘　ベースアップ33,756円、夏期一時金2.0カ月を提案

電気代上がり生活が苦しい体調不良でも休めない　３月８日回答指定

「団結してがんばろう（ならコープ本部会議室）」

ならコープ労組（松本俊一委員長）は、本部会議室で「春闘要求決定臨時大会」を開催。大会議長は総務部企画部の島代議員を選出。 開会冒頭、松本委員長は春闘とは何かを語り、「賃金、労働条件は黙っていてもよくならない。あきらめを乗り越え団結して闘わなくてはならない」とたたかいへの決意を述べた。

参加代議員の発言は生々しく、切実

「昼休みが取れない」「電気代が上がって生活が苦しい」「専任職員JEの年収が低い。就業規則でアルバイトが禁止なのでこのままでは生活できない」「稼働が厳しく体調不良でも休めない」「知人の葬式に出席したかったが、稼働が厳しいと休みが取れなかった」「仕事に見合った給与ではなく、辞めてしまう。魅力ある賃金にしてほしい」「パソコンが足りない返品処理などでも順番待ちがある」「若い職員の離職は寂しい」などの発言が多数出された。

議案は全員一致で採択 ストライキ投票は「２月15日から３月２０日」必ず投票を

大会の最後に樋口執行委員から「団結がんばろう。要求の実現を」と団結を確認した。

建交労　賃金上げよ〜春闘学習会〜【1面】

県本部は３月５日に春闘ターミナル宣伝を「道の駅かつらぎ」で計画し、利用者・労働者に春闘を共に闘おうを訴える。

建交労の春闘要求額は月額34,000円以上、日給1,700円以上、時間給160円以上と決定されている。

建交労奈良本部は２月１２日、大和郡山市において春闘学習会を開催。討議では「昇給は毎年されているが、寸志(賞与に値するもの)がない中、この春には要求したい」（福祉）、「3・9全国統一行動に、要求を勝ち取るため、組合員の総力をあげて闘う）など、積極的に春闘を取り組む意見が出された。

主張 【1面】

大阪、京都、三重より低い 896円の奈良県最賃【2面】

日弁連と懇談

意見を述べる「ならコープ労組」の執行委員ら。右端が柏井英子委員長

日弁連貧困対策本部から、奈労連に対し奈良県の最低賃金について意見の聞き取り調査の申し入れがあり、２月１５日に実施された。 奈良県は、隣接する近府県に比べて、最低賃金が低い。この最低賃金の格差のために、地域の経済や雇用中小企業の経営にどのような影響を与えているかという実情を聞き取りし、日弁連としての貧困対策の研究や問題提起、意見の発信等に生かしたいという意向であった。

この１０年間で、奈良県の最低賃金は２００円をこえる引き上げが行われているが、労働者の賃金水準が上がったとは実感できない。むしろ大阪などとの格差が広がっている。

最賃を引き上げるために

奈労連では全国一律最賃制の実現、1500円への引き上げとともに、中小企業への支援策強化を求めて、署名や街頭宣伝、自治体の意見書決議、国会議員要請などを行っていることを紹介した。また、日弁連では最低賃金の引き上げを求める声明を出しており、奈良県弁護士会も会長声明を発出している。

寒さにも負けず「年金一揆」１９人（９支部）が参加【3面】

近鉄奈良駅前での座り込み行動

年金者組合奈良県本部は、２月１６日（木）午前11時から近鉄奈良駅前で座り込みをして「年金一揆」の行動を行なった。

2023春闘宣伝 ローカルアクションをJR奈良駅前広場で【4面】

奈良県春闘共闘会議

JR奈良駅に降り立つと駅前から東にある奈良公園まで一直線の道路が三条通り。外国人観光客も日毎に増えている。休日を楽しむミャンマーや韓国からの観光客も。（２月４日）